「そろそろ仕事に復帰して保育園を……」そう考えているママも多いかと思います。
そもそも待機児童が多い激戦区からすると、保育園を選ぶなんて贅沢な考えですよね。
私も保育士でありながら、我が子は待機児童を経験しました。
しかし、待機児童が多い地区でも「入れたらどこでもいい」という考えはNGです。
保育士が言うのも変ですが、保育園は本当にピンからキリまで……!
待機児童が多くても、保育園の見学や、希望する園の順番を考える時間を惜しまないでくださいね。
子どもに合う保育園は、お子さんの性格やご家族の教育方針で選べば間違いがないかと思います。
ここでの問題は、「働くママにとって重荷にならないかどうか」です。
今回は、子ども目線ではなく、ワーママに合う保育園の選び方をご紹介します!
もくじ
ワーママに合う保育園の選び方
保育園は、設立からの歴史の長さや規模の大きさ、経営者によって特色が大きく異なります。
連絡帳がデジタルの保育園もあれば、食事エプロンが手縫い指定の保育園まであるんですよ……!
どんな特徴の保育園を選べば、ワーママの負担にならないかまとめてみました。
自宅近くの保育園 or 職場近くの保育園
保育園の場所は、どのあたりを考えていますか?
自宅や職場から反対方向にある保育園を選べば、朝も夕方も、送迎時間のロスに繋がります。
自宅近くの保育園であれば、子どもを送った後そのまま出勤できるような場所が理想的です。
電車通勤のママは、駅に近い保育園もいいですね。
また、あえて職場近くの保育園に希望をだしてみてもいいかもしれません。
子どもの体調不良時や仕事の繁忙期に、ギリギリまで仕事をしてからお迎えに向かうことができます。
保護者会や役員のない保育園
昔ながらの保育園には、割と役員制度が続いているようです。
保育園の役員になれば、行事の準備や懇親会などの手配に時間を取られてしまいます。
保育園でのママ友作りにはピッタリですが、働くママとしては仕事を休む日も必要になるので避けた方が無難といえます。
最近では、「共働きの忙しい家庭」が通っていることを見直し、役員制度を廃止している保育園も増えてきています。
早朝保育や夜間保育、病児保育が充実している保育園
これは結構重要です……。
保育時間は保育園によってさまざまです。
7時半からしか預かってもらえない保育園で、通勤に1時間かかる場合は始業に間に合わないということも。
逆に、残業が多い職種で、6時半までにお迎えとなれば難しいママも多いはずです。
お迎えが遅くなる日は、8時まで保育可能でおやつや夕食を提供してくれる保育園だと助かりますよね。
そして、働くママが1番頭を悩ませるのは、子どもの体調不良……。
37.5度になるたびにお迎えの連絡があると、正直仕事に支障がでてしまうんですよね。
看護師常駐で病児保育がある保育園は、かなりおすすめです。
子どもの発熱による、保育園からの呼び出しに関する記事はこちら ↓
保育園で発熱!お迎えに行けない場合は?保育士が実例を紹介します
保育園から呼び出し…いつまで続くの!?子どもが休むときの対処法
玄関先で受け渡しできる保育園
保育園は、朝も夕方も子どものお部屋に入って、各自荷物の準備をしなければなりません。
これがなかなか時間がかかる……。
夕方は「まだ遊びたい」という子どもを、家に帰るよう説得することで体力を消耗します。
そこでおすすめなのが、玄関先で引き渡す保育園。
感染症対策や、不審者対策として取り入れている保育園も増えてきています。
玄関先で子どもと荷物を渡しておけば、保育士が準備をしてくれるという流れです。
もちろんお迎え時にも、待っているだけできちんと荷物を持って玄関まで。
子どものロッカーは保育士が管理してくれているので、使ったお着替えの枚数だけ翌日持参します。
持参する荷物が少ない保育園
保育園によっては、布団のレンタルや無償でオムツを提供してくれるという好待遇も!
使用済みのオムツを保育園で処分してくれて、持って帰らなくていいという保育園もあります。
毎日のことですし、徒歩や自転車での送迎ではなるべく荷物は少ない方がいいですよね。
車での送り迎えが可能な保育園
車で仕事場に向かう予定のママは、ぜひチェックしてくださいね。
もし、車送迎NGの保育園だと、子どもを送ったあと車を取りに1度家に帰るという二度手間になってしまいます。
また雨の日や、お迎え後用事がある場合に、車での送迎が許可されていれば安心ですよね。
駐車場がない保育園であれば、近くにコインパーキングがあるかどうかチェックしておきましょう。
仕事が休みの日にも保育可能な保育園
仕事が休みの日に、保育園に預ける予定はありますか?
実は、保育園によっては厳しく禁止されていることがあります。
「休みの日は早くお迎えに来てください」と言われる保育園も。
ワーママは毎日仕事でバタバタしているため、休みの日にはたまった用事を済ますこともありますよね。
見学や問い合わせ時の質問として確認しておくことをおすすめします。
古き良き指定が少ない保育園
創立50年以上の保育園もあれば、オープンほやほやの保育園もあります。
保育園の特色や保育士の質を考えたとき、どちらが良いと言い切ることはできませんが……。
古すぎる伝統を守り、ママに負担がかかるようであれば避けたほうがよいでしょう。
「上履き入れなど、全て指定サイズがあり、手作りでないといけない」
「乳児は布おむつ指定で、10枚縫ってください」
なんて保育園もあるので気を付けてくださいね。
まとめ
保育園は、本当にそれぞれ特色がありますよね。
どの順番で希望を出そうか迷うこともあるかと思います。
もちろん、子どもの性格や保育園の特色で選び、子どもが楽しく通うことが1番です。
しかし、送迎するママの負担も無視するわけにはいきません。
見学の際には、このポイントも確認してみてくださいね。
希望の保育園に入園できることを願っています。