家族で旅行に行ったとき、保育園にお土産を渡したことはありますか?
入園のご挨拶や、退園時のお礼…。
保育園の先生に日頃の感謝の気持ちを伝えるため、お土産を渡そうか考えている人も多いのではないでしょうか?
実際には「お土産禁止」の保育園が多く存在します。
私の勤めていた保育園も、
「お土産やプレゼントを頂いてはいけない」
という決まりがありました。
なぜ禁止なのでしょうか?
お土産を渡すことができないのであれば、日頃の感謝の気持ちをどう伝えればいいの?
保育士の意見も踏まえて、詳しく解説していきます!
もくじ
保育園の先生にお土産を渡してもいい?
いつもお世話になっている先生へのお土産。
「旅行先で購入してきたのに、受け取ってもらえなかった!」
そんなことになると悲しいですよね……。
悩んでいるときは旅行前に保育士に聞いてみましょう!
公立保育園と私立保育園の違い
公立保育園の場合、ほとんどの保育園でお土産の受け取りを禁止しています。
公立保育園で働く保育士は公務員なので仕方がないですよね。
私立保育園の場合は、それぞれの園で決まりがあります。
「個人的な送りものはNG、職員全体にはOK」
「品物を受け取るのはNG、食べ物はOK」
園によって決まりがバラバラなので確認しておいたほうが良さそうです。
友人の保育園では何でもOKだったので、ボールペンやハンカチのお土産も受け取っていました。
私の保育園では基本的にNGなので、心苦しく思いながらお断りしていました。
(園長に直接渡していた人もいました…断り切れず受け取ることも)
あ、採れすぎたミカンはもらっていました(笑)
保育園にお土産はなぜ禁止?
保育士はどの家庭のお子さんも平等に保育しています。
お土産を頂いたからといって、その本質が変わることはありません。
しかし、お土産をよく渡している家庭のお子さんが発表会で劇の主役に選ばれたら……?
保育士が、その子ばかり抱っこしていたら?
それを知った他の保護者はどう思うでしょうか?
たまたまだとしても、ひいきしているという疑いがかかるかもしれません。
公平性を保つための、適切な決まりとも言えますよね。
事前に保育園に確認しておく
保育園によってルールはさまざまなので、事前に確認しておくほうが良いでしょう。
小規模保育園や、個人経営の保育園では特定の保育士に向けた「結婚祝い」や「出産祝い」がOKなんてことも。
子どもが「先生にあげたい」と言ったら叶えてあげたいですよね。
せっかく買ったお土産が受け取ってもらえないとなると、子どもも落ち込んでしまいます。
購入前に、保育園の先生に確認してみましょう。
保育園のお友達へのお土産は?
年中や年長にもなれば、お手紙のやり取りや折り紙のプレゼントが流行るもの。
では、お友達へのお土産はどうでしょうか?
実はこれも基本的にNGです。
カバンの中に私物を入れて持ってくることは、紛失やトラブルに繋がります。
アレルギーの問題もあるので、食べ物の持ち込みが禁止という園も。
どうしても渡したい場合は、休日や送迎時に保護者同士でのやりとりをおすすめします。
お礼の気持ちやご挨拶はどう伝える?
保育園の先生に何も受け取ってもらえないとなると、気持ちの伝え方に悩みますよね。
普段からお世話になっている感謝の気持ち……。
どう伝えると喜ばれるのでしょうか?
連絡帳や口頭で伝える
連絡帳のあるクラスであれば、感謝の気持ちを書いてみてはどうでしょうか?
「本当は感謝の気持ちを込めて、贈り物をしたかったのですが」
その一言で、しっかり伝わります。
また、送迎時に口頭で伝えても良いでしょう。
「いつも本当にありがとうございます」
「子どもも保育園の先生のことが大好きです」
改まって直接伝えてくれる保護者は案外少ないです。
そう伝えてもらえるだけで本当に嬉しく思います。
感謝の手紙を書く
お土産を渡せない代わりにと、園児に旅行先の思い出を描いた絵をもらったことがあります。
家で私のために一生懸命描いている姿を想像すると、どんなお土産よりも感動しました。
とても嬉しくて今でも大切に保管してあります。
保護者の方からの感謝のお手紙も同様です。
お土産禁止でも、心のこもったメッセージだけでありがたく思います。
特に転勤や退職時、クラスが変わるときはお手紙を書いてみてはどうでしょうか?
まとめ
家族旅行ではお土産を選ぶことも楽しみのひとつですよね。
いつもお世話になっている先生に、お土産を渡したいと思いますよね。
お土産だけではなく、ご挨拶の品やお礼の品も同じく。
用意したものが無駄になってしまわないよう、事前に確認しておくと良いですよね。
ただ、お土産に悩みすぎてママが頑張る必要はありません。
本当に気持ちで十分ですからね。
たとえお土産禁止の保育園でも、気持ちを伝えることが大切です。
保護者からの信頼や感謝のお言葉は、本当に嬉しく活力となります。
せっかくなので、躊躇せず伝えてあげてくださいね。