子どもは保育園に通い始めると、よく熱を出すようになります。
働くママにとって、子どもの体調不良は死活問題です。
保育園からの呼び出しコールに、すぐに対応できていますか?
私の保育士経験では、電話をかけてからだいたい30分~1時間程度でのお迎えが平均的でした。
勤務地によっても異なりますよね。
「他のママ達はいつもどうしているんだろう……?」
「仕事終わらないし、ちょっとくらい遅れてもいいかな?」
そんなママへ、保育士の私が経験した呼び出しコールの実例をご紹介します。
保育園からの呼び出しがいつまで続くのか…対処法を知りたい人はこちら
保育園から呼び出し…いつまで続くの!?子どもが休むときの対処法
もくじ
保育園からの呼び出し!すぐお迎えに来なかった実例
保育園では、いつも責任を持ってお子さんをお預かりしています。
「ママやパパが安心して仕事できるように」
とは思っていますが、呼び出しコールは避けられません。
呼び出しコールは保育園の基準によって異なります。
・病院に受診しなければならないケガ
・37.5度以上の発熱
・繰り返す下痢や嘔吐
・災害時や緊急時
保育士は、やむを得ないと判断したとき、保護者への連絡を行います。
子どものためにも「早くお迎えに来てください」とお伝えしますが、なかなかすぐ来れないママも……。
実際に言われた対応を、実例つきでご紹介します。
「朝は元気だったんですけど…もう少し様子を見てもらえませんか?」
「家に帰ったら下がることがよくあるので、もう少し様子を見てください」
……よく言われていました。
子どもの体調は変化しやすいものです。
朝元気でも、高熱をだしてぐったりすることもあります。
ママやパパが子どもの体調を察知できるように、保育士も毎日子ども達の様子を詳しく観察しています。
普段と違う様子や、顔色を見て判断して電話をかけています……。
元気そうで発熱が基準のギリギリなときは様子を見続けたり、現状報告のみに留めたりする場合も。
そのため、「お迎えコール」は本当にお迎えが必要な場合にしかしません。
仕事を切り上げて、早めに来てもらう他ないんですよね。
保育園と仕事場の距離にもよりますが、30分~1時間以内のお迎えが平均的です。
「どうしても抜けられません」
保育園の決まりなので、連絡後は速やかなお迎えが基本ですが……。
「どうしても抜けられません」
そう言われたこともあります。
「どれくらいでお迎えに来られますか?」
「ご家族で対応できる方はいらっしゃいますか?」
そう聞き返しますが、誰にも頼れないことありますよね。
この事例は、連絡から3~4時間後に来られました。
こういった場合は、主任保育士や園長から注意がある場合も。
「分かりました」と言って来ない
連絡にはすぐに応じてくれたものの、普段のお迎え時間まで来られないという強者も。
1時間もすれば再度連絡をかけますが、繋がらない……。
職場にかけたらもう出たと言われるし、他のご家族には繋がらない。
子どものしんどそうな顔や、寂しそうな顔を見て心苦しくなりました。
午前中に連絡したのに、結局夕方のお迎え。
園長からの厳重注意があり、何度も続く場合は市役所への報告も行います。
ちなみに私は…
私も子どもを保育園に預けて働く母親です。
自分の勤務する保育園に、子どもの通う保育園からお迎え要請があります。
ちょっとセコイ感じの対応ですが、参考程度に見てください…。
①とりあえず「折り返してもいいですか?」と電話を切る
②主任保育士に相談したり、夫に連絡をしてどちらが帰るか相談する(意味ある?どうせ私でしょ…)
③他の先生に連絡事項を申し送りして、やらなければいけないことを急いでする
④電話から30分以内くらいで「今から迎えに行きます、1時間後です」と折り返す。
⑤残った仕事をギリギリまでこなしながら、他の先生方に早退することを伝えに謝罪行脚。
⑥電話から1時間以内に保育園到着、お迎え完了。
※子どもの熱が高すぎたり、感染症が流行っている場合はマッハで出発します
保育園にすぐお迎えにいけないときのための事前対処法
仕事をしていると、すぐにお迎えの対応ができない場合もありますよね。
万が一の対応は家族にお願いしているのに、上手く連絡が取れない場合も。
保育士が1番困るのは「連絡が取れないこと」です。
事前にできる対処法をまとめてみましたので参考にしてみてくださいね。
職場との距離がある場合
職場から保育園までの距離が離れている場合は、お迎えコールからすぐに出発しても、時間がかかってしまいますよね。
そんな人は、事前に「電話をもらってから1時間以上かかる」と伝えておくとよいでしょう。
実際にお迎えコールがあったときにも「今すぐ出発ますが○○市なので1時間はかかります」と伝えておけば安心です。
家族で調整しておく
どうしても抜けられない日は、家族で事前に調整しておきましょう。
祖父母や夫と相談し、誰が行けるか考えておくといざというときに安心です。
しかし、祖父母遠方で夫は仕事を抜けられないというご家庭も多いはず。
友人や隣人に頼むほか、ファミサポやシッターの登録をしておくと、心強いですよ。
番外編:病児保育や子連れ出勤を検討
病児保育が対応している保育園は年々増えてきてはいますが、まだまだ少ないのが現状です。
どうしても仕事に穴を開けたくない場合は、病児保育を実施している保育園への転園も一つの手段と言えます。
また、子どもが軽症である場合は、可能であれば子連れ出勤という方法もあります。
しかし、大手企業ではない限り、まだまだ非現実的ですよね。
やはり必要経費と割り切り、随時対応可能な病児保育専用のシッター登録をしてみることが最善策といえそうです。
まとめ
働いていると、正直電話連絡があってすぐには対応できませんよね。
心細い思いをしながらお迎えを待つ子どものことを思うと、誰もが胸が痛くなるはず。
仕事も、子どもも、家族も、みんな大切にしたいですよね。
いざというときのために、事前準備は念入りに。
子どもは大きくなれば、必ず体も強くなります。
それまでなんとか折り合いをつけながら、頑張っていきましょう!